海外(ベトナム)に移住して感じ日本に一時帰国して感じた事(比較した違いというより感じた事)
海外の東南アジアの国であるベトナムに移住して1年半が経った。
在日ベトナム人女性との結婚出産を期に嫁の実家に移住したのだ。
イヤー、早いもんだ。
移住する時は、「初めての海外、ワクワクドキドキ」みたいな、初めて小学校に通う子供のような感じだったが、慣れてしまったらやっぱり当たり前になる。
実際ベトナム移住してみて日本との違いはたくさんあった。
違いもたくさんあったし、感じたこともたくさんあった。
日本からベトナムに移住した時に感じたこともあったし、日本に一時帰国してから感じたこともあった。
「違いに気づいた」というより感じたこと。
それらをまとめよう。
空気が美味しい
まず、ベトナムから日本に一時帰国空港を降りて割とすぐ感じたのは、とにかく日本の空気が美味しいということ。
今まで「空気が美味しい」という言葉の意味がわからなかったが、ベトナムから日本に一時帰国した時に初めて感じた。
空気が美味しすぎて気分がハイにもなるし、リラックスすることもできる。
それだけベトナムは排気ガスだらけなのだろうと実感した。
バイク多すぎー
四季と冬
ベトナムは年中温暖な気候だ。
「東南アジア=暑い」というイメージがあったが、それは少し違う。
東南アジアに住むと、日本の夏が尋常じゃなく暑いことに気づく。
日本の夏は朝から夜まで地獄のように暑い。
ベトナムの気温と日本の夏の気温は数字上はあまり変わらない。
でも、体感温度は全然違う。
ベトナムの日中の体感気温は、日本の6月上旬〜下旬のような感じ。
朝と夜の体感気温は、日本の5月上旬〜下旬のような感じ。
とても過ごしやすい。
ベトナムの朝と夜はエアコンがなくても過ごすことができる。
そして、温暖な気候の国にずっといると、四季の中でも冬が恋しくなる。
あの独特の空気が澄んだ感じをまた味わいたい!ってなる。
寒いとテンションが上がる。
これはベトナム人も同じようだ。
「暑い国の人は寒いのが苦手」みたいなイメージがあると思うが、ベトナム人に関しては逆で、彼らは寒いのが好きなのではないかと思う。
僕の嫁はベトナム人で、日本に数年住んでいた。
そして、冬が好きという。
僕が住んでいたアパートの隣の住人はベトナム人だった。
冬に玄関の外に短パンと裸足で出て、雪を眺めていた。
そして、すれ違いざまに「サムイデスカ?」
さみーよ!!!w
風呂で入浴
ベトナムには基本的にシャワーしかない。
浴槽というものを見たことがない。
なので、風呂で入浴ということができない。
できたとしても気持ちよくないだろう。
なぜなら日本のお湯は一旦沸騰させて温度を下げて使うので、体に触れるとすごく気持ちがいい。
だから、入浴をすると気持ちがいいのだ。
ベトナムのお湯は一旦沸騰させているわけではないので、そのお湯で入浴をしても全然気持ちよくないだろう。
これは実際ベトナムのシャワーを浴びて感じた。
納豆がうまい
たまに食べる納豆がすごく美味しい。
たまに日本に一時帰国したら絶対食べる食べ物だ。
子供の時はあんなに嫌いだったのに。。。
大豆パワーを体に蓄積させる!
食材が美味しい
今まで食材が新鮮かどうかという違いが全然わからなかったが、今はよくわかる。
僕は魚料理が好きなのだが、ベトナムで特に魚料理を食べた時には「海外の魚料理は好きになれそうにない」と率直に感じた。
米の味も全然違う。
日本人は米が好きだ。
でもそれは米自体が好きなわけではなく、日本の米が美味しいから日本の米が好きなのだ。
街が綺麗(ゴミ)
日本はホントにゴミがほとんど落ちていない。
これは有名な話なわけなのだが、ずっと日本に住んでいたらあまりピンとこない。
ベトナムに限らず海外は割とそうだと思うが、ベトナムはゴミがよく道に落ちている。
嫁もゴミを道に捨てていいとかいうけど、僕は持ち帰ってる。
なんか悪いことをしてる気になってしまう。。。
嫁は「あなたはやっぱり日本人ね」という。
日本は空気が美味しいと言ったが、排気ガスだけではなくゴミの臭いも空気の味に影響しているだろう。
家庭の匂い
日本の家の中って、その家庭特有の家庭臭がする。
玄関に入った時点で匂いを感じることができる。
この匂いはすごく落ち着く匂いだ。
でもそんな家庭臭はベトナムにはない。
家の広さとか構造の問題なのかはわからないが、ベトナムで家庭臭を感じたことはない。
雨の風情
日本の雨とベトナムの雨は違う。
ベトナムはスコールという集中豪雨のような雨がメインだから、当然と言えば当然なのだが、でもそれを差し引いても全然違うと感じる。
ベトナムでも普通の雨は降る。
でも日本の雨とは全然違う。
音とか匂いとか、うまく説明できないが感じるものが全然違う。
風情というやつだろうか。
日本人にはなぜ風情という概念があるのだろうかと思っていたが、日本には感じるものが多いからではないだろうか。
ベトナムにいると感じるものはあまりないような気がする。
日本には、様々なことを感じることができる国でそれを表現することができる言語、日本語がある。
とても素晴らしいことだ。
日本語って感じて使う言葉も多いし、だから日本語の習得は世界一難しいとか言われてるんだろうね。